ホイール妄想理論①


 ここではホイールを振れ取りした経験すらないカリクレスがホイール理論についてかるーくふわふわと考察してみます。みなさん存分に燃やしてやってください。記念すべき第一回は、ホイールはテンション構造なのか?というお話です。
 みなさんテンション構造ってわかりますよね、明石海峡大橋とかああいうやつです、ああいうのは分かりやすいテンション構造ですね。テンション構造で大切なのは、“引っ張りしか仕事をさせないこと”です。引っ張りしか仕事させないとはどういうことか。それは、ジョイント部分がピンということです。曲げる方向の力はすべてピンの部分でくるくる回るということですね。こういう構造にすれば引っ張り以外の力はかかりませんからテンション構造と言えます。
 翻って自転車のリアホイールを考えてみましょう。チェーンによってスプロケットに回転方向の力、トルクがかかります。このトルクはハブからスポーク、リムと伝わります。リムにスポークはニップルで引っ張られてます。これはピンジョイントとは言えませんね…?ハブだって首振りスポークならまだピンジョイントに近い構造ですが、ストレートプルならばもうピンジョイントではありません。何がいいたいかというと、ホイールというのはテンション構造も用いているが、単なるテンション構造ではないということです。マビックのジグラルスポークなんて、リムに直接ネジを切ってそこに専用ニップルをねじ込んで固定しています。到底スポークのテンション構造のみで伝達しているとは言えませんね。かといってスポークの曲げだけで伝達しようとしても残念なホイールになってしまうのですがね。ホイールはスポークの伸びだけじゃあなくて曲げでも伝達してるんじゃないの?というお話でした。そうするとゴン太キシメンスポークにも意味があるのではないですかね?ではまた。

コメント

このブログの人気の投稿

ロードバイクの塗装考

ディスクロード考~まだリムブレーキロードバイクで消耗してるの?DBに変えるだけで人生はうまくいく~

今こそ海外通販の闇を語ろう