トレンタチンクエなるものに手を出してみた


 トレンタチンクエを知っていますか。DEDAの提唱する、クランプ径35mmのハンドル/ステム規格です。基本的に同じ肉厚ならば、パイプの剛性は口径の4乗に比例するから極めて高い剛性が期待できるというわけです(通常のハンドルはクランプ径31.8mm)。ちなみにトレンタチンクエってイタリア語で35って意味ですね。そのまんまですね。
 今回はシモン君から格安でEastonの35㎜クランプステムと、DEDAのアルミ35ハンドルを売ってもらい、使ってみた感想を書いてみたいと思います。
 まず剛性ですが、思ったほど固くない。私の腕力で若干曲げられます。まあ普通のハンドルならちゃんと曲がるくらいの力かけてますが。そして、想像していたほど振動が不快ではない点です。もちろん、段差を踏めばガツンとは来るのですが、もともとの剛性の高さかわかりませんがびりびりと振動が残ることがなく私としては好印象。そしてハンドリングのダイレクト感は想像通りで非常に素晴らしいものでした。ダンシングの際にはその剛性っぷりがはっきりと現れます。一方で振動はそれほど拾わない、このよくわからない性能はどこから来るんでしょうね。
(写真)
 ハンドルをよく観察すると、ハンドルの下側に窪みがつけられています。この窪みがこの性能に関係あるのかもしれませんね!手元でストローで窪み付けて見ていろいろな方向に曲げてみると面白いかもしれません。ダンセイニジモーメントとか私はよく知らないけど、直観的には簡単な実験で何となくわかるようなわからないような。
 というわけでDEDAのトレンタチンクエのアルミモデル、結構おすすめです。グライペルだってトレンタチンクエ使ってますからね。剛性楽しい!って人はぜひぜひ。ではまた。

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