今こそ海外通販の闇を語ろう
近頃海外通販が流行ですね。TLを眺めていると海外通販の特価情報が四六時中流れてきます。カンパニョーロZONDAが4万円切っていたり(国内定価6万)、なかなか魅力的な商品も数多く存在します。一方で、なんとなく怖いと判断して国内で購入される人もいます。ここでは私の海外通販に関する考えを、なぜ安いのかの考察を踏まえて示したいと思います。
自転車の仕入れ値って公開されていないわけですが、自転車のメーカーからの仕入れ値に送料や代理店のマージン等を足した、自転車屋さんから見た仕入れ原価で言うと、大体6割~8割くらいといわれています。趣向品の耐久消費財としてはかなり原価率高くて儲からないですね。余談ですが、仕入れ原価が高いところで有名なのはインターマ〇クスです。そのお金で今中氏はマセラティを乗り回しているわけですね。割りにアルゴン18のディレーラーハンガーも、SRAMのスモールパーツもさっぱり在庫せずに、半年に一度受注して仕入れるだけなのに並行輸入はやたら規制してきます。やめたら?この代理店。自転車屋ではこれに管理コストや販売コスト、調整費用も掛かって販売しますから利益率はお察しであります。
某’sロードとかでセールで3割引きになっている自転車をよく見ますが、あれはほぼ仕入れ原価とみていいでしょう。販管費その他コスト考えたらどう見ても赤字です。それでもセールするのは、代理店ノルマのため大量に仕入れたものの、運転資金が必要な場合、型落ちで売り切らないといけない場合などがあります。大変ですね。
海外通販で見た時、完成車やコンポーネントが異常な安さ(国内定価の40%引きであったり)で売られていますよね。自転車の原価からしたら考えられない安さです。ではこれらの商品はどこから来たのでしょうか。 潰れた自転車屋から二束三文で現金化するために流れてきた商品であるという考えでは、あの数量を説明できません。すべて潰れた自転車屋から流れてきたと考えるのは少し無理がありましょう。
現金のない自転車屋から流れてきた商品という考えでもあの割引率はありえません。いくら現金が無くてもあの値段で手放すとは思えない。
で、私の中での仮説では、完成車やフレームにおいては、不良品であるために検品で弾かれたものが回ってきたものが混じっていると考えています。自転車って結構不良品が多いものらしいです。溶接がシートチューブ内にはみ出していてシートポストが刺さらなかったり、ドロッパーポストのワイヤーが通せなかったり、FDの取り付け穴がなぜかアルミだったり、細かいものだとメーカーロゴがずれているものなどがあります。海外通販で買ってみてメーカーに問い合わせてみたらそのシリアルナンバーがメーカー側で抹消されていたという話も聞いたことがあります。下請け工場で検品弾きされたもの、代理店で検品弾きされたもの、販売店検品弾きされたものの可能性もありますね。代理店には検品弾きした自転車がかなり溜まっているという噂があるように、検品弾きの数量はそれなりにあるのではないでしょうか。検品弾きがその事実を隠して商品として回っている可能性が高いと私は考えています。
他にはメーカーの時点で在庫が捌けなかった不人気車です。こちらは買っても安心ですね()。しかし検品弾きか、単なる不人気車かは分かりません。
海外通販では不良品でも対応クソofクソです。時間も溶けるのでまっとうに仕事している社会人にはおよそ向きません。ちゃんとした販売店で、ストレスなくリスクなく買うことにあれだけのお金がプラスでかかるというわけです。時間がある学生ならともかく、トラブルを避けて正規で購入するのがおすすめです。海外通販ってアフィリエイト収入を得られるので買い煽るサイトは腐るほどありますが、ちゃんとリスクを確認しましょうね。アフィリエイト海外通販煽り奴そんなんやからアフィカスとか言われんのやぞ
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