携帯ポンプ考


 携帯ポンプ、いろいろありますよね。どんなの使えばいいのかわからない人もいると思います。というわけで、独断と偏見でメリットデメリットを書いてみたいと思います。
 まず私のお気に入りはこのブリジストンのフレームポンプポンプです。このポンプは独特で、フロアポンプを携帯できるようにしたとはしか思えない構造をしています。足で踏める部分、伸びるホース、おまけ程度でもエアゲージがついて、空気も楽に大量に入ります。私は長らく愛用していますが、欠点ももちろんあります。第一にデカイことです。かなり長いです、長さは食らいあります。第二に重いことです。チャリはグラム単位で軽量化したのに、ポンプが重たいというのはつらいですよね。
 次にオススメなのは例のポンプです。ロングライダーのチャリモ氏、Baru氏等々がさんざんオススメしていたので知っている方も多いと思います。このポンプの特徴は、引くときと押すときで2段式のポンプになっている点です(2本式ではなく、2段式なのがポイント)。2段式なので、軽い力で大量の高圧空気を送り込めます。バラしてみましたが非常に良い構造をしています。重量はそこまで軽くはないですが、かなり小型なのが良いです。しかしデメリットももちろんあります。それはグリスアップが定期的に必要な点です。詳細は省略しますが構造が複雑であるため、中の潤滑を保たなければ2段式でなくなってしまいます。携帯ポンプをマニュアル外でバラしてグリスアップするというのは万人にお勧めできません…が、私はこのポンプ結構好きです。
 次にオススメなのはTOPEAKのポケットロケットマスターブラスターです。このポンプ、そこそこ軽量小型でそこそこ高圧まで入ります(もちろん回数は要りますが)。私が一番このポンプを評価している点は、構造が単純で信頼性が高い点です。私がフレーム外付けで5年使って最後までトラブルは出ませんでした。砂が噛んでいてポンピングするともうジョリジョリとした感触が伝わってきますが今でも手元に置いてありますしまだ使うことができます。
 とまあこんな感じで、ポンプの要素としては、大きさ、重さ、信頼性(ノーメンテナンス性)、人間の腕力でどこまで高圧に持っていけるかの高圧性、ポンピング回数がどれだけかかるかの5点があって、それぞれどこが優れているか異なるわけです。私のお勧めはこの3つなので、この3つの中から自分の使い方に合ったものを選ばれると良いと思います。
P.S. ポンプの長さはデメリットなのか?
私が思うにポンプの長さが必要な場面もあります。例えば野犬に追いかけられた場合などでは、振り回したときに長い棒きれとしてポンプが役に立ちます。あくまで緊急事態でも、ポンプにはそういう使い方もあるということです。ではまた。

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